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九谷焼と中村研一

中村研一の話をもうひとつ。

小金井に引越を決めて、義父に「中村研一という画家の美術館のそばです」と言ったら、父がとっても驚いた。なんで父が驚くのかちっともわからなかったのですが、よくよく聞いてみたら、中村研一を若い頃から尊敬しているというのです。
夫の実家は石川県の小松市で100年続く九谷焼の絵付の窯元です。父はその3代目にあたります。その父が若い頃、中村研一がよく九谷焼の窯元、徳田八十吉窯に作陶のため滞在することが度々あったのだそう。

 『初代徳田八十吉』展図録によれば、
    (中村研一は)金沢市在住の洋画家、高光一也への指導のため石川県を
    たびたび訪れ、古九谷と出会う。昭和28年から33年にかけて、徳田陶房
    で数多くの絵皿を制作、10枚の1尺5寸の大皿も完成させている。絵画
    と同じく力強い線を駆使し、独自の陶画世界を作り上げた。
                         (小松市博物館刊2006年)

滞在中に会うことはかなわなかったものの、作品を見せてもらったり、その仕事ぶりをいろいろ聞きいていたそうです。東京の画壇で活躍していた研一が九谷で作陶したことは、小松の地で仕事をする陶工達にはおおいに刺激になったようです。
研一作の九谷焼は多く残り、はけの森美術館でも見ることができますし、石川県立博物館にも所蔵されています。そんなことはまったく知らなかった私は、中村研一の名前を聞いて驚く父を見てさらに驚いてしまったわけです。
昨年、小松の実家へ帰省した折り、小松市内にある「徳田八十吉記念館」を訪ね、中村研一が描いた初代徳田八十吉像を見てきました。遠く離れている石川県小松市と小金井の不思議なご縁を感じ、この地に引越してきたのは、やはりなにかのお導き?と思わずにはいられないのでした。
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中村研一画「初代徳田八十吉肖像」(昭和30年)
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徳田八十吉記念館は自宅と仕事場だった建物を利用し、記念館として公開しています。

中村研一の陶芸は九谷にとどまらず、山陰や備前など様々な地で制作されていて、それぞれにその産地の土と釉薬を使いながら、研一らしい作品に仕上げています。
それらについてはあまり詳しく調べられていないらしいので、「九谷と中村研一」や「中村研一の陶芸」など、調べてみたいですね。
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by cha-yuzuriha | 2010-09-20 22:04 | 美術
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